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キャッシュフローの関係

資金の流れとキャッシュフローの関係


企業は資金が動くことで利益を上げることができます。わかりやすく説明しますと、メーカーの場合は資金を集めて工場を作り、そして素材を集めてきてそれを加工し、製品にして販売します。つまり、資金を集めて製品を作り販売することでお金を得るわけですが、その差額が利益となります。投資を行う際には利益の中身を考えることは必須項目です。
販売業の場合は、資金を集めて建物を作り商品を仕入れて、それを販売してお金を得てその差額が利益となります。
このように業種により少しの違いはありますが、資金の流れは基本的に同じです。このときにすべてが現金で決済されるのなら問題はおきません。現金がすぐに手元に入ってくるからです。
しかし、金融が発達した現在では決済の方法が複雑になっています。それを可能にしているのは信用というものがいろいろなところで担保されるようになったからですが、そのことによって昔に比べて経済が動きやすくなっています。
例えば、昔なら商品を仕入れるのは現金だけでした。しかし、現在は手形とということもありますし、単純に支払いを数ヶ月遅らせることもあります。消費者においてもクレジットで買い物をするならそれも1ヶ月から2ヶ月くらい支払いを遅らせていることになります。
このように便利な社会ですが、そのことによって企業の利益が見えにくくなっています。または把握しにくくなっています。昔のように現金だけの決済のときは、売上げから仕入れを引き、さらに経費を引けば利益が出て、それがそのまま現金として残っていました。
しかし、今は現金はまだ入金していないにも関わらず売上げだけが計上されることもあります。そうしますと、数字上では利益が出ていても実際の現金が足らないという状況も起きます。
しかし、これでは現金における利益額がわかりません。そのようなことを解消するために考え出されたのがキャッシュフローという考え方です。これは、数字上のことではなく、実際の現金を中心にして企業の資金の動きを捉えようとするものです。