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エンジェルの役割

資金調達におけるエンジェルの役割


エンジェルとは天使のことですが、新しく起業しようとする人にとってまさに天使の役割を担う人たちのことです。起業家がせっかく素晴らしい考えや発明をしてもそれを実現するには資金が必要です。昔から、お金の重要性を示すものとして「地獄の沙汰も金次第」などと言っていますが、ビジネスの世界ではそれは顕著です。
起業には資金が必要ですが、実際に出資をしてくれるところは少ないのが現実です。口先では「検討する」と言いながら、のらりくらりと実行に移さない企業や人がほとんどです。しかし、そうした行動も理解できる部分もあります。なぜなら、資金を出しても還ってくる確率が低いからです。
例えば、銀行などはお金を多くの人から集めて運用するのが仕事ですから、リスクの高い起業家に融資をするのは簡単ではありません。銀行にはある意味公共機関としての使命がありますから当然の考え方でもあります。
金融業界はこのような状況ですので、起業家に融資することはほとんどありません。しかし、それでは起業家には資金が集まらないことになってしまいます。そうしたときに大きな役目を果たすのがエンジェルという人たちで、起業家に出資をする人たちのことです。
ですが、無定見に出資するのではありません。それぞれの判断基準によって出資を決めます。これはつまり起業家にとってみますと、説得できるだけの提案をすることが大切になってきます。なぜなら、起業とは成功する確率が低いことが前提となっているからです。起業家は銀行などに提出する計画書などよりも、もっと綿密で魅力のある提案書をプレゼンテーションすることが必要です。
では、出資をしたときのエンジェルのメリットはなにかといいますと、それは成功したときの莫大な利益です。具体的には、株式を上場させたときのキャピタルゲインです。そして、その額は半端ではありません。また、半端な利益であったならエンジェルというシステムは成り立たなくなります。失敗するほうが多いのですから、成功したときの利益が莫大でなければ破産することになってしまうからです。